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作業環境測定結果の評価
- 管理濃度は、有害物質に係る作業環境の状態を、当該単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定されたものである。
- A測定は、単位作業場所における有害物質の気中濃度の平均的な分布を知るために行う測定である。
- B測定は、単位作業場所中で有害物質の発散源に近接した作業位置における最高濃度を知るために行う測定である。
- 原材料を反応槽へ投入する等、間けつ的に有害物の発散を伴う場合の労働者のばく露状況は、B測定の実施結果により正しく評価することができる。
- B測定の測定値が管理濃度の1.5倍を超えている場合は、A測定の結果に関係なく必ず第三管理区分となる。
- A測定の第一評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない場合は、第一管理区分となる。
- A測定の第二評価値が管理濃度を超えている場合は、必ず第三管理区分となる。
- 第一管理区分と評価された作業場は、管理状態が良好と考えられるので、その状態を維持するように努めなければならない。
- A測定は作業場全体の平均値を知る測定で、B測定はある一地点の濃度を知る測定であるため、A測定の評価がよくてもB測定の評価が悪いということは十分にありえる。決して測定デザインや分析が悪いせいではない。
- 作業環境測定によって作業環境の状態を把握するためには、有害物質の気中濃度の平均値だけでなく、変動の大きさも考慮する必要がある。
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【 更新日: 2011-10-22】