第2種衛生管理者:R2年下期:問25
問25
腎臓又は尿に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。
A ネフロン(腎単位)は、尿を生成する単位構造で、1個の腎小体とそれに続く1本の尿細管から成り、1個の腎臓中に約100万個ある
B 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている。
C 腎機能が正常な場合、糖はボウマン囊中に濾し出されないので、尿中には排出されない。
D 腎機能が正常な場合、大部分の蛋白質はボウマン囊中に濾し出されるが、尿細管でほぼ100%再吸収されるので、尿中にはほとんど排出されない。
選択肢
解説
正解:5. C,D
ネフロン(腎単位)とは、腎臓の最小単位の構造のことで腎小体とそれに続く尿細管を合わせたもので構成されています。ネフロンは腎臓1つに約100万個存在し、左右の腎臓2つ併せて約200万個ありますが、実際に機能しているのは10%程度と言われています。
尿は約95~98%が水で、そのほかはたんぱく質の代謝で生じた尿素、イオン、クレアチン、尿酸、アンモニア、ホルモンなどが含まれます。これらの成分は全身の健康状態を反映するため健康診断でも尿検査は広く行われます。
正常な腎臓では糸球体でろ過されたブドウ糖の90%が尿細管で吸収され、残ったものも再吸収されるため尿中にはほとんど排出されません。
ボウマン囊では、血球やたんぱく質といった大きな分子以外のものは、体に必要なアミノ酸やブドウ糖であっても濾過されます。しかし、重要な物質を失わないために、尿細管にはそれらの再吸収をする機能がついています。
尿細管のうち近位尿細管では原尿中の水と電解質(ナトリウム、カリウム)80%以上、また糖やアミノ酸、ビタミンCのほぼ100%が血液中に再吸収されます。
※この解説は、当サイト独自の見解によります。この内容について、中央労働災害防止協会等の関係機関に問い合わせても、解答は得られません。
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【 更新日: 2021-4-16】
