第2種衛生管理者：H16上期：問3

問3

　雇入れ時の安全衛生教育に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

	1.	従事させる業務に関して発生するおそれのある疾病の原因及び予防に関することについては、事業場の業種にかかわらず教育事項とされている。
	2.	事故時等における応急措置に関することについては、事業場の業種にかかわらず教育事項とされている。
	3.	十分な知識及び技能を有していると認められる労働者については、当該事項についての教育を省略することができる。
	4.	事業場で常時使用する労働者数が一定数以下であることを理由に、教育を省略することはできない。
	5.	衛生管理者を選任しなければならない事業場では、衛生に係る事項についての教育は、衛生管理者に行わせなければならない。

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正解：5. 衛生管理者を選任しなければならない事業場では、衛生に係る事項についての教育は、衛生管理者に行わせなければならない。

選択肢1、選択肢2は「労働安全衛生規則　第三十五条：雇い入れ時の教育」第一項第五号、第七号にあたりますが、ただし書きによると省略できる項目ではありません。

選択肢4は、「労働安全衛生規則　第三十五条：雇い入れ時の教育」によると、省略できる場合は「業種と人数」（第一項）又は「十分な知識又は技能を持つ人」（第二項）の場合なので、人数が少ないという理由だけでは省略できません。

選択肢5は、「労働安全衛生規則　第三十五条：雇い入れ時の教育」第一項第八号にもあるように「当該業務に関する安全又は衛生のために必要な事項」の教育は事業者が行います。よって誤りなので、この問いの正解になります。

※この解説は、当サイト独自の見解によります。この内容について、中央労働災害防止協会等の関係機関に問い合わせても、解答は得られません。

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【更新日: 2012-3-28】