第2種衛生管理者：R4年下期：問3

問3

　衛生委員会に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。

選択肢

	1.	衛生委員会の議長は、衛生管理者である委員のうちから、事業者が指名しなければならない。
	2.	産業医のうち衛生委員会の委員として指名することができるのは、当該事業場に専属の産業医に限られる。
	3.	衛生管理者として選任しているが事業場に専属でない労働衛生コンサルタントを、衛生委員会の委員として指名することはできない。
	4.	当該事業場の労働者で、作業環境測定を実施している作業環境測定士を衛生委員会の委員として指名することができる。
	5.	衛生委員会は、毎月１回以上開催するようにし、議事で重要なものに係る記録を作成して、これを５年間保存しなければならない。

解説

正解：４．当該事業場の労働者で、作業環境測定を実施している作業環境測定士を衛生委員会の委員として指名することができる。

議長は「総括安全衛生管理者又は総括安全衛生管理者以外の者で当該事業場においてその事業の実施を統括管理するもの若しくはこれに準ずる者のうちから事業者が指名した者」がなります。

事業者は、当該事業場の労働者で、作業環境測定を実施している作業環境測定士であるものを衛生委員会の委員として指名することができます。

衛生委員会の委員に指名することができるのは、以下の人です。
・総括安全衛生管理者又は統括安全衛生管理者以外の者で当該事業場においてその事業の実施を統括管理する者もしくはこれに準ずる者（一人だけ指名可能）
・衛生管理者
・産業医
・当該事業場の労働者で衛生に関し経験を有する者
このことから、専属ではない労働衛生コンサルタントや、専属ではない産業医をを指名することができます。また、衛生に関し経験のある人を指名することもできます。

衛生委員会は毎月1回以上開催し、記録は3年間保存します。

※この解説は、当サイト独自の見解によります。この内容について、中央労働災害防止協会等の関係機関に問い合わせても、解答は得られません。

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【更新日: 2023-11-5】