第2種衛生管理者：H24年下期：問3

問3

　衛生委員会に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。

	1.	衛生委員会は、工業的業種の事業場では常時５０人以上、非工業的業種の事業場では常時１００人以上の労働者を使用する事業場において設置しなければならない。
	2.	衛生委員会及び安全委員会の設置に代えて安全衛生委員会として設置することはできない。
	3.	事業場で選任している衛生管理者は、すべて衛生委員会の委員としなければならない。
	4.	衛生委員会の議長となる委員は、原則として、総括安全衛生管理者又は総括安全衛生管理者以外の者で事業場においてその事業の実施を統括管理するもの若しくはこれに準ずる者のうちから指名した者である。
	5.	衛生委員会の委員として指名する産業医は、事業場の規模にかかわらずその事業場に専属の者でなければならない。

回答する

正解：４．衛生委員会の議長となる委員は、原則として、総括安全衛生管理者又は総括安全衛生管理者以外の者で事業場においてその事業の実施を統括管理するもの若しくはこれに準ずる者のうちから指名した者である。

選択肢1は、「第九条：衛生委員会を設けるべき事業場」によると「常時五十人以上の労働者を使用する事業場」とあり、業種による違いはありません。よって誤りです。

選択肢2は、「第十九条：安全衛生委員会」に「安全委員会及び衛生委員会を設けなければならないときは、それぞれの委員会の設置に代えて、安全衛生委員会を設置することができる」とあり、誤りです。

選択肢3は、「労働衛生関係主要条項：第十八条：衛生委員会」第二項第二号にあるように、「衛生管理者のうち、事業者が指名した者」も衛生委員会の委員の構成員として認められていますが、衛生管理者を全員参加させなければならないことはありません。よって誤りです。

選択肢5は、「専属の者でなければならない」ことはありません。よって誤りです。

選択肢4は、「第十八条：衛生委員会」第四項、「第十七条：安全委員会」第二項、第三項にかかれています。よってこの問いの正解になります。

※この解説は、当サイト独自の見解によります。この内容について、中央労働災害防止協会等の関係機関に問い合わせても、解答は得られません。

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【更新日: 2013-4-20】