第2種衛生管理者：H26年上期：問1

問1

　衛生管理者又は衛生推進者の選任について、法令に違反しているものは次のうちどれか。

	1.	常時40人の労働者を使用する金融業の事業場において、衛生管理者は選任していないが、衛生推進者を1人選任している。
	2.	常時100人の労働者を使用する医療業の事業場において、第二種衛生管理者免許を有する者のうちから衛生管理者を1人選任している。
	3.	常時200人の労働者を使用する清掃業の事業場において、衛生工学衛生管理者免許を有する者のうちから衛生管理者を1人選任している。
	4.	常時300人の労働者を使用する各種商品卸売業の事業場において、第一種衛生管理者免許を有する者のうちから衛生管理者を2人選任しているが、2人とも、他の業務を兼任している。
	5.	常時500人の労働者を使用する製造業の事業場において、事業場に専属であって労働衛生コンサルタントの資格を有する者のうちから衛生管理者を2人選任している。

回答する

正解：２．常時100人の労働者を使用する医療業の事業場において、第二種衛生管理者免許を有する者のうちから衛生管理者を1人選任している。

選択肢3は、「労働安全衛生規則　第七条：衛生管理者の選任」第一項第四号の表により200人の場合は一人選任します。また、第三号により、清掃業は「第一種衛生管理者免許若しくは衛生工学衛生管理者免許を有する者」から選任することができます。

選択肢4は、「労働安全衛生規則　第七条：衛生管理者の選任」第一項第四号の表によると、3０0人の場合は二人を選任しなければなりません。また、第五号に当てはまらないので、他の業務との兼務で構いません。

選択肢5は、「労働安全衛生規則　第七条：衛生管理者の選任」第一項第四号の表により500人の場合は二人選任します。また、第三号により、製造業は「第一種衛生管理者免許若しくは衛生工学衛生管理者免許を有する者」から選任することができます。

選択肢2は、「労働安全衛生規則　第七条：衛生管理者の選任」第一項第四号の表により100名の場合は一人の選任で構いませんが、第三号によると、医療業は「第一種衛生管理者免許若しくは衛生工学衛生管理者免許を有する者」から選任しなければなりません。よって誤りとなるので、この問いの正解になります。

※この解説は、当サイト独自の見解によります。この内容について、中央労働災害防止協会等の関係機関に問い合わせても、解答は得られません。

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【更新日: 2014-10-16】