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電離放射線

放射線による障害(答え

身体的影響と遺伝的影響がある。

身体的影響の早期障害には、造血系障害、消化管障害、中枢神経系障害、皮膚障害がある。晩発障害には発ガン、白内障、寿命短縮、胎児障害がある。

身体的影響には、早期障害(被爆後数週間で発症)と晩発障害(被爆後数年~十数年で発症)がある。

がんの発生(答え

低線量被爆で遺伝的影響や発ガンが起こる。これらには、閾値がなく、わずかな線量でも線量に応じて障害の発生率が増加する(確率的影響)。

他の身体的影響には、閾値があり、閾値を超えると発生率が線量に比例するため、確定的影響という。

エックス線(答え

エックス線装置から発せられる人工の電離放射線。非破壊検査などに用いられる。電離作用をもつ。電磁波。

ガンマ線(答え

放射性同位元素(コバルト、イリジウムなど)から発せられる電離放射線。物体の透過力が強く、非破壊検査に用いられる。電離作用をもつ。なおコバルト60やイリジウム192は人工的につくられたものである。電磁波。

アルファ線、ベータ線、中性子線はは原子炉や放射性同位元素から放射される。

放射線の被爆限度

全身 100mSv/5年間かつ50mSv/年
眼の水晶体 150mSv/年
皮膚 500mSv/年
女性 5mSv/3か月
妊娠と診断された女性 1mSv/内部被爆による実効線量
2mSv/腹部表面に受ける等価線量
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【 更新日: 2011-10-22

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