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職場における腰痛予防対策指針:別紙 作業態様別の対策:III 腰部に過度の負担のかかる立ち作業

III 腰部に過度の負担のかかる立ち作業

 組立作業、サービス業等における立ち作業においては、拘束性の強い静的姿勢を伴う立位姿勢、作業機器の不適切な配置、作業方法等により、前屈姿勢や過伸展姿勢等腰部に過度の負担のかかる姿勢となる場合がある。

 このような立位姿勢をできるだけ尐なくするため、次の対策を講ずること。

1 作業機器の配置

 作業機器の配置は、前屈、過伸展等不自然な姿勢での作業を避けるため、労働者の上肢長、下肢長等体型を配慮したものとする。

2 他作業との組合せ

 長時間の立位姿勢保持を避けるため、腰掛け作業等他の作業を組み合わせて行わせること。

3 椅子の配置

(1) 立ち作業が長時間継続する場合には、椅子を配置し、作業の途中で腰掛けて小休止・休息ができるようにすること。

(2) 椅子は高さ、角度等を調整できる背当て付きの椅子を用いることが望ましい。それができない場合には、適当な腰当て等を使用させること。また、椅子の座面と作業台の空間を十分に取り、膝及び足先を自由に動かせる空間を取ること。

4 片足置き台の使用

 両下肢をあまり使用しない作業では、作業動作位置に合わせて適当な高さの片足置き台を使用させること。

5 小休止・休息

 立ち作業を行う場合には、おおむね1時間につき、1、2回程度小休止・休息を取らせ、下肢の屈伸運動やマッサージ等を行わせることが望ましい。

6 その他

 腹圧を上げるため、必要に応じ、腰部保護ベルト、腹帯等を使用させること。

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【 更新日: 2017-4-11

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