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2 健康保持増進対策の基本的考え方

 近年における医学の進歩に伴い、心疾患、高血圧、糖尿病などの生活習慣病及びメタボリックシンドロ ームについては、若年期から継続した適切な運動を行い、健全な食生活を維持し、ストレスをコントロールすることにより、予防できることが明らかにされてきた。また、健康管理やメンタルヘルスケア等心身 両面にわたる健康指導技術の開発も進み、多くの労働者を対象とした健康の保持増進活動が行えるようになってきた。

 また、労働者の健康の保持増進には、労働者自らが自主的、自発的に取り組むことが重要である。しかし、労働者の働く職場には労働者自身の力だけでは取り除くことができない健康障害要因、ストレス要因などが存在しているので、労働者の健康を保持増進していくためには、労働者の自助努力に加えて、事業者の行う健康管理の積極的推進が必要である。その健康管理もこれまでの単に健康障害を防止するという観点のみならず、更に一歩進んで、労働生活の全期間を通じて継続的かつ計画的に心身両面にわたる積極 的な健康保持増進を目指したものでなければならない。

 労働者の健康の保持増進のための具体的措置としては、健康測定(健康度測定すなわち健康保持増進のための健康測定をいう。以下同じ。)とその結果に基づく運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、保 健指導等があり、これらの事項は、それぞれに対応したスタッフの緊密な連携により推進されなければな らない。

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【 更新日: 2011-10-22

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