ホーム>学習コーナー>職業性疾病>有害化学物質による疾病>じん肺
じん肺
じん肺とは(答え)
粉じんによって肺に繊維増殖性変化が起こる疾患。粉じんが肺組織を破壊し、酸素交換ができなくなる。自覚症状は初期にはみられず、進行すると曝露を中止しても治らずさらに進行する。
じん肺を起こす物質
粉じんの種類 | じん肺 |
遊離けい酸 | けい肺 |
けい酸化合物 | 石綿肺、滑石肺、珪藻土肺 |
アルミニウムとその化合物 | アルミニウム肺、アルミナ肺、蝋石肺 |
鉄化合物 | 溶接工肺、硫化鉱肺、硫化焼好肺 |
鉛とその化合物 | 鉛じん肺 |
炭素 | 黒鉛肺、炭素肺、炭鉱夫じん肺、活性炭肺 |
じん肺の合併症(答え)
肺結核、結核性胸膜炎、続発性気管支炎、続発性気管支拡張症、続発性気胸、原発性肺がん
けい肺とは(答え)
遊離けい酸を吸入することで発症するじん肺。遊離けい酸は、繊維化を起こす作用が強く、けい肺結節が形成される。金属鉱業や隋道建設業における坑内作業や鉱物業における砂型作業、石材か鉱業、ガラス工業に多い。
石綿肺とは(答え)
胸膜が石灰化し、肺がんや中皮腫を発生させる。石綿はアスベストともいい、天然の鉱物性繊維である。電気絶縁性、耐熱性、耐酸性に優れているが、製造禁止物質である。
サイト内検索
- 職業性疾病
- 職業性疾病とは
- 有害化学物質による疾病
- 有害エネルギーによる疾病
- 有害生物による疾病
- 有害な作業要因による疾病
- VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン
- 職場における腰痛予防対策指針
【 更新日: 2011-10-22】