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気積と換気
気積とは(答え)
労働者1人が必要な部屋の容積。
気積の必要量(答え)
10㎥
空気の組成(答え)
酸素21%、窒素78%、二酸化炭素0.03~0.04%、水蒸気、アルゴン、ヘリウム、ネオン
人間の呼気の成分(答え)
酸素16%、二酸化炭素4%
特別の障害が起こる酸素濃度(答え)
18%以下
作業室の換気の指標として用いられるもの(答え)
二酸化炭素濃度
室内二酸化炭素基準濃度(答え)
0.001(0.1%)
外気の二酸化炭素濃度(答え)
0.0003~0.0004(0.03~0.04%)
換気量の式(答え)
換気量(㎥)=2.303Vlog | P1-a |
P2-a |
P1 = 換気前側手時の二酸化炭素濃度
P2 = 1時間後の二酸化炭素濃度
V = 室の容積(㎥)
a = 外気の二酸化炭素濃度
必要換気量とは(答え)
衛生上入れ替える必要のある空気量のことで、1時間に交換される空気量で表す。
必要換気回数の求め方(答え)
必要換気量と室の容積から、1時間に必要とする換気回数を求める。換気回数を多くしすぎると寒冷感を増すことになるので注意しなければならない。
必要換気量の式(答え)
気積が広ければ、空気環境の悪化が薄まると考えられるため、必要換気量が同じであれば、気積が小さいほど、換気回数を多くしなければならない。
必要換気量(㎥/h)= | 室内にいる人が1時間に呼出する二酸化炭素量(㎥/h) |
(室内二酸化炭素基準濃度-外気の二酸化炭素濃度) |
呼出二酸化炭素量は労働の強度(エネルギー代謝率)により異なるため、必要換気量も増減する。
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【 更新日: 2011-10-22】