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高圧環境
加圧の直接作用とは(答え)
締め付け傷害(スクイーズ)
人体が均等に加圧されたときの症状(答え)
10~20気圧までであれば異常は起こらない。
加圧が不均等な場合の症状(答え)
0.066気圧程度であっても、耳、副鼻腔、肺に締め付け傷害が起こる。
耳の締め付け障害の特徴(答え)
鼓膜が内側に押されて圧迫感、難聴、うっ血、疼痛を生じ、孔があく。水深3mの加圧でこのような状態が起こりうる。予防には、嚥下や鼻をつまみ強くかむ動作を行い、鼓膜の外側と内側の圧力を均等にする。
副鼻腔の締め付け傷害(答え)
炎症などで鼻腔と副鼻腔の続きが断たれると副鼻腔の内圧が低くなり顔面に痛みが生じる。
肺の締め付け傷害(答え)
潜水などで肺の内圧が周囲より低くなると、うっ血、浮腫、出血を生じる。
加圧の関節作用とは(答え)
空気の密度増加と空気の成分気体分圧の上昇。
空気の密度増加とは、気道に対する空気の抵抗の上昇により肺の換気能力が低下し、最大労作能力の低下となりる。
空気の成分気体分圧の上昇とは、窒素酔いや酸素中毒を引き起こす。
窒素酔いとは、窒素が中枢神経に作用し気分の爽快感、記憶力減退、判断力低下を引き起こし、錯乱、意識喪失に至る。
減圧の直接的作用(答え)
息を止めたまま浮上したときに見られる肺の破裂。体内の空気が膨張し周囲の組織を進展させることで障害が発生する。
減圧症とは(答え)
血液に溶けていた窒素が急な減圧で気泡となり障害になる。
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【 更新日: 2011-10-22】