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低温環境
寒冷な場所では、皮膚の血管が収縮し、皮膚の血流量が減少する。皮膚温は低下し、皮膚温と気温の差がなくなり、人体からの放熱が減少する。皮膚温の低下は主に、指先、足先などの末梢部分で大きい。また、血圧も上昇する。
ふるえのしくみ
皮膚温の低下を防止できないと、冷却した皮膚からの刺激による反射的な筋肉の反応として、ふるえがおこる。ふるえにより、基礎代謝の4倍の熱が産生される。環境気温が低くなると、筋肉による熱産生をしても体温調節ができなくなり、直腸温が下がる。これが35.5℃以下になるとふるえが激しくなる。
寒冷曝露により、下垂体前葉、副腎髄質といった内分泌器官がはたらき、血管の収縮や代謝の亢進が助けられる。
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【 更新日: 2011-10-22】