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心電図検査

心電図検査の効果とは(答え

被験者の苦痛を伴うことなく短時間に調べられるので、健康者の多い職域集団を対象とする場合に、予防対策の一環として有用である。

心電図検査を実施すべき場合(答え

雇入れ時ならびに35歳および40歳以上の労働者と、医師が必要と判定した年齢の者に対し、定期健康診断時に必ず実施すべき。

心電図検査で把握できる内容とは(答え

心臓に対する労働負荷の評価、不整脈、虚血性変化を把握できるため、心筋梗塞や狭心症の診断に役立つ。また、高血圧の病期を診断し、脳卒中、高血圧性心不全、狭心症、心筋梗塞等の発症を予測・予防できる。

運動負荷心電図の役割とは(6つ)(答え

  1. 安静時に明らかでない潜在性心疾患、虚血性心疾患の発見
  2. 虚血性心疾患の重症度判定
  3. 薬剤投与、手術等の治療効果の判定
  4. 心疾患患者のリハビリ、運動療法のための運動処方の作成
  5. 心機能の評価
  6. 不整脈診断、治療効果の判定

虚血性心疾患とは心筋に血液を送る冠状動脈が狭くなったり塞がったりして心筋が酸素不足に陥った状態。冠状動脈が細くなり一時的に酸素不足(可逆的虚血)になる狭心症と、完全に詰まってしまう(不可逆的心筋壊死)心筋梗塞の2種類がある。
虚血性心疾患の因子としては、加齢、冠動脈疾患、喫煙、高血圧、肥満、耐糖能異常、高コレステロール血症などがある。
心筋梗塞は強烈な痛みを伴い、持続時間は30分以上と長い。また発作が始まるとすぐに心筋の壊死がはじまる。狭心症は、胸の中央からみぞおちにかけての広範囲で痛みを感じ、数十秒~数分程度で収まる。

運動負荷試験の種類とは(3つ)(答え

  1. 2段階昇降法(心疾患のリハビリ
  2. 自転車エルゴメーター法(心機能、全身持久力の評価)
  3. トレッドミル法(心機能、全身持久力の評価
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【 更新日: 2011-10-22

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