出血
体内の血液量(答え)
体重の1/13。
ショックになる出血量(答え)
体内の血液量の1/3
死亡に至る出血量(答え)
体内の血液量の1/2
血液による感染を防ぐには(答え)
ゴム手袋やプラスチック袋の活用で、保護する。できれば、出血をしている本人に処置させる。処置後は、十分に手洗い消毒をする。
内出血とは(答え)
体内に出血するもの。応急処置では止血できない。胸部・腹部の打撲には内出血にも注意する。
止血法
直接圧迫法とは(答え)
出血部を直接圧迫する方法。簡単で効果的で応急手当として推奨されている。傷口を心臓より高く持ち上げ、布、タオルで傷口を圧迫する。清潔なガーゼなどで止血するまで強く圧迫する。その上から包帯で強く締め付ける。拍動性の動脈出血もこれで対処できる。四肢の出血はこの方法で確実に止血できる。静脈出血は、傷口からゆっくり持続的に湧き出るような出血で、通常、直接圧迫法で止血する。傷口を心臓よりも上にすることでかなり止血できる。
間接圧迫法とは(答え)
出血部より心臓に近い部位の動脈を圧迫する方法。止血点を指で骨に向けて強く圧迫する。
上肢の出血への対処(答え)
右上腕動脈を止血するには、上腕中央内側を右手の親指で骨に向かって強く圧迫し、下へ引くと止血する。指の出血は、指の付け根を親指と人差し指え強く圧迫する。手を心臓部より高くする。
下肢の出血への対処(答え)
止血する足の反対側に移動し、ひじを伸ばし、そ頸部の中央(大腿動脈)を手のひら全体を当てて全体重で圧迫する。
顔面の出血への対処(答え)
耳の中央の前にある動脈を圧迫すると、額、こめかみの出血が止まる。
止血帯法とは(答え)
直接圧迫法でも止まらないような大出血には、止血帯を使う。あくまで最終手段として、手足の切断などのときに行う。
止血帯に使うもの(答え)
幅の広い(3cm以上)の三角巾、手ぬぐい、ネクタイ。
止血帯を巻く位置(答え)
出血部位よりも心臓寄り。上肢の場合は、上腕部、下肢の場合は大腿部。
止血帯のまき方(答え)
ゆるめに結び、あて布をおく。止血帯の間に棒を入れて、あて布を手で押さえながら棒を回して止血。出血が止まったらそれ以上きつくは締めない。
時刻の確認(答え)
止血をした時刻を止血帯に書く。30分以上続ける場合は、30分ごとに緊張を緩めて血流を再開させる。再開は1~2分。
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【 更新日: 2011-10-22】