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代謝系
新陳代謝(代謝)とは(答え)
外界より摂取した栄養素を体内に吸収し老廃物を排泄する間に、新旧物質の交代が行われること。
同化とは(答え)
摂取した栄養素から蛋白質を合成したり、体脂肪やグリコーゲンの形で体内にエネルギーの貯蓄が行われること。
異化とは(答え)
蛋白質が分解されたり、細胞に取り入れられた体脂肪やグリコーゲンが分解されてエネルギーを発生する過程のこと。
エネルギー代謝とは(答え)
物質代謝をエネルギー(熱量)の観点からみたもの。
基礎代謝
基礎代謝とは(答え)
心臓の拍動、呼吸運動、体温保持などに必要な代謝。
睡眠中の代謝の特徴(答え)
覚醒中よりも5~10%低い。
基礎代謝の測定は(答え)
覚醒、横臥、安静時の測定値。(=絶対安静時のエネルギー消費量)
基礎代謝量の特徴(答え)
人種、体格、性、年齢で異なるが、同性同年齢であれば、体表面積に正比例する。
日本人成人男性の体表面積と基礎代謝量(答え)
1.72㎡、約37.5kcal/㎡/h
日本人成人女性の体表面積と基礎代謝量(答え)
1.46㎡、約34.2kcal/㎡/h
成年男性1日あたりの基礎代謝量(答え)
約1500kcal
成年女性1日あたりの基礎代謝量(答え)
約1250kcal
女性の基礎代謝量が男性よりも低い理由(答え)
皮下脂肪の量が多く、代謝量が男性よりも低いため。
労働時代謝
座っている時の代謝量(答え)
基礎代謝量の1.2倍。
立っているときの代謝量(答え)
基礎代謝量の1.3倍。
激しい作業のときの代謝量(答え)
基礎代謝量の10倍になることもある。
エネルギー代謝
エネルギー代謝率(RMR)とは(答え)
作業に要したエネルギー量が基礎代謝量の何倍にあたるかを示す数値。動的筋作業の強度をあらわす一指標。エネルギー代謝率は、個人差がかなり除かれ、同じ作業ならばほぼ同じ値が得られるので、作業の強度をよく表すことができる。精神的作業や静的筋作業はエネルギーを消費しないので、適用できない。
エネルギー代謝率の式(答え)
エネルギー代謝率=作業に要したエネルギー量(作業時間中の総消費エネルギー量-安静にしていた場合の消費エネルギー量(基礎代謝量の1.2倍))÷基礎代謝量
体温調節
体熱とは(答え)
生体内でエネルギーに変換して生命活動を行う化学反応は、発熱反応であり、生命の続く限り熱の発生が起こっている。これを体熱という。
体温を一定に保つ意味(答え)
体温を一定に保つことは、体内諸器官、臓器の機能や代謝を常に一定に保ち、健康な生活を維持するために役立つ。
放熱とは(答え)
輻射、伝導、対流、蒸発などの物理的な過程で行われる。
産熱とは(答え)
主に栄養素の酸化燃焼または分解などの化学反応によって行われる。
体温調節中枢はどこにあるか(答え)
視床下部
体温調節はどのようにするのか(答え)
体温が正常以下になると、皮膚の血管を収縮させて血液量を減少させ、体外に放散させる熱の量を減らしたり、代謝活動を高める。反対に、体温が必要以上に上昇すると、皮膚の血管を拡張させて血流量を増やし、汗腺の働きを活発にして発汗を促す。また、体内の代謝活動を抑制し、熱の産生量を減らす。
うつ熱とは(答え)
高温曝露時に体温が上昇した上体。
熱射病とは(答え)
体温が上昇して障害が起こった状態。高温曝露時に直射日光が頭に長時間当たると、脳温の上昇による障害が現れた状態を日射病という。
発汗とは(答え)
汗を分泌する現象。体熱を放散する役割を果たす温熱性発汗と、精神的緊張や感動による精神性発汗とがある。労働時にはこの2つが現れる。
食塩の補給が必要な理由(答え)
発汗量が著しく多いときは、体内の食塩含有量が減少する。水分だけを補給していると、血漿ナトリウム濃度が低下してけいれんを起こすことがある。
発汗と体温の低下の計算(答え)
体重70kgの人が100gの汗をかくと、計算上、体温は1℃下がる。
不感蒸泄とは(答え)
発汗のない状態でも、皮膚及び呼吸器から1日約850gの水が蒸発している。これを不感蒸泄という。全放熱量の25%を占める。
恒常性(ホメオスタシス)とは(答え)
外部環境や生活条件が変化しても、身体内部の状態(内部環境)を一定に保つようにする仕組み。主に、神経系と内分泌系によって調節されている。
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【 更新日: 2011-10-22】