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中枢神経

中枢神経の図(答え

中枢神経の系統

脳の構造(答え

頭蓋腔内にあり、大脳(左右の大脳半球)、脳幹(間脳、中脳、橋、延髄)、小脳からなる。重さ約1300g。

脳の構造

大脳の構造(答え

外側の皮質(灰白質)と内側の髄質(白質)からなり、左右の大脳半球にわかれている。大脳半球の表面には、多数のしわがあり、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉に分かれる。

大脳半球の神経細胞の数(答え

140億。

大脳皮質とは(答え

中枢としての働きを行う。運動、感覚、記憶、思考、意志、感情の作用を支配する。

大脳皮質の中枢(6つ)(答え

(1)運動中枢

骨格筋の随意運動を支配

(2)知覚中枢

皮膚知覚、深部知覚がある。

(3)聴覚中枢

側頭葉にある。

(4)視覚中枢

後頭葉にある。

(5)味覚中枢、嗅覚中枢

側頭葉にある。

(6)言語中枢

運動性言語中枢(ブローカ中枢)聴覚性言語中枢(ウエルニッケ中枢)視覚性言語中枢がある。

運動性言語中枢(ブローカ中枢)は、言語運動に必要な筋に命令を下す。ここが障害されると運動性失語(超えは出せても、まとまった言葉として話せない)になる。

聴覚性言語中枢(ウエルニッケ中枢)は、言語中枢の中枢。障害されると聴覚性失語(言語は聞こえても意味を理解できない)になる。

視覚性言語中枢は、文字の理解中枢である。障害されると失読症(文字が見えても意味が理解できない)になる。

小脳の位置、大きさ(答え

延髄と橋との背側にある。大きさは手挙大で約130g。

小脳の働き(答え

末梢の筋、腱、間接からの深部覚(運動覚)が脊髄から神経線維によって入り込んでいる。主に運動及び平衡覚の中枢がある。

小脳が侵されると(答え

運動失調になり、歩行困難や複雑で細かい運動ができなくなる。

脊髄の構成(答え

延髄から下方に細長く伸びた脳の突起(延長)部分。全体が脊柱によって保護されている。脊髄の中心部は灰白質からなり、外側は白質からなる。その外側は、髄膜という膜で覆われている。
脊髄は、左右に合計31対の脊髄神経を出しており、前柱(前角)には運動神経細胞があり、ここから運動神経が前根を通じて送り出される。後柱(後角)には知覚神経細胞があり、末梢から走ってきた知覚神経が後根を通じて入り、刺激を伝える。
つまり、脊髄は運動系と知覚系の神経の伝道路である。

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【 更新日: 2011-10-22

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