ホーム>学習コーナー>職業性疾病>有害化学物質による疾病>窒息性ガス
窒息性ガス
一酸化炭素
特徴(答え)
無臭、無色の気体。物が不完全燃焼すると発生する。燃焼廃ガス、排気ガス、爆発、火災時に発生する。一酸化炭素とヘモグロビンの親和性は、酸素とヘモグロビンのそれよりも210~230倍もある。
一酸化炭素中毒(答え)
赤血球中のヘモグロビンと結合しやすく、酸素が結合できなくなり、酸欠状態を起こす。息切れ、頭痛から始まって虚脱や意識混濁を起こす。後遺症として、物忘れ、植物人間状態がある。治療には高圧酸素吸入療法がある。喫煙者の血液中のヘモグロビンは一酸化炭素と結合しているものの割合が高い。
硫化水素(H2S)
硫化水素の特徴(答え)
無色腐卵臭の刺激性の気体。
中毒症状(答え)
硫化水素濃度が百万分の十(10ppm)を超える空気を吸入するときに生ずる症状が認められる状態。低濃度では、眼や気道の刺激、高濃度では、脳神経障害を起こし、意識消失、呼吸麻痺、肺気腫による窒息などを起こす。
シアン化水素(青酸)(HCN)
特徴(答え)
アーモンド臭のある無色の液体又は気体。
中毒症状(答え)
気道や皮膚から吸収され、細胞内の呼吸を障害し、咽頭痛、胸苦しさ、呼吸困難、意識消失、痙攣、呼吸麻痺を起こす。
サイト内検索
- 職業性疾病
- 職業性疾病とは
- 有害化学物質による疾病
- 有害エネルギーによる疾病
- 有害生物による疾病
- 有害な作業要因による疾病
- VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン
- 職場における腰痛予防対策指針
【 更新日: 2011-10-22】